チケットの予約・購入方法
中高生無料招待キャンペーン

開催概要

開催日時
2023年9月20日(水)
開場:18時  開演 18時30分-終演 20時30分
会場
観世能楽堂  GINZA SIX地下三階
〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1
電話 03-6274-6579  FAX 03-6274-6589
入場料
全席指定
SS席 14,000円 / S席 13,000円 /A席 10,000円
主催
一般社団法人TAKUMI-Art du Japon
協力
公益社団法人日本工芸会
一般社団法人茶道文化振興会 茶道会館

開催に寄せて

 自然との一体感の中で、ともに和と美を追い求めてきた伝統藝能と伝統工藝の素晴らしさと、その今日的価値を再認識するため、それぞれの粋を集めてみなさまにご提供するこの企画も、早や4回目を迎えます。

 長きにわたって世界を震撼させた新型コロナも、ようやくその矛を収めつつあるようです。この間われわれは人間の脆さと強靭さを教えられました。そこで明らかになったことは、人間はすべて自分の生まれ育った地域とそこに生まれた文化から離れることができないこと、そしてそこで日常的に他と身体的な空間を共有することで、初めて心の安定を得て前に進むことが出来るということでした。

 「友」をテーマとする今年は、日本人が命あるもの同士の「つながり」をいかに大切にしてきたかを思い起こし、これからの生き方へのヒントを感じて頂ける企画と致しました。

 シンポジウムでは、伝統藝能・工藝のみならず日本人の日常生活にとって欠かせない「友」である扇を取り上げ、宮内庁式部職として宮中歌会始で講師(こうじ)を務めておられる近衞忠大氏と、社歴400年を誇る江戸扇子とうちわの老舗伊場仙の14代目吉田誠男社長にご登壇頂いて、その魅力を掘り下げます。男の友情をテーマとする能の「松虫」では、2022年に人間国宝に認定された大坪喜美雄先生には舞囃子のシテをお願いしました。また昨年本土復帰50年を迎えた古き「友」沖縄からは、人間国宝の志田房子先生による美しい琉球舞踊「蜻蛉羽」をお届けします。

 「友」の大切さを改めて感じて頂ければ幸いです。

(元文化庁長官)TAKUMI-Art du Japon 代表理事 近藤誠一

演目

第1部  鼎談 テーマ「友」

近衞 忠大 このえただひろ

クリエイティブ・ディレクター
NPO法人七五理事長
株式会社curioswitch 代表取締役

1970年生まれ。公家の五摂家筆頭・近衞家長男でありなが ら、幼少期をスイスで過ごしたトリリンガル。武蔵野美術大学卒業後、テレビ番組やイベント など幅広い制作現場を経験。また語学力をかわれ、外資系企業の日本マーケティングや、 日系企業の海外向けブランディングなど、国際的なプロジェクトに数多く関わる。 伝統と革新、日本と海外といった文化の違いを乗り越え、「文化とクリエイティブで世界の橋 渡しとなる」ことを目指し、2018年にcurioswitchを創業。さらに、日本の伝統文化の振興・普 及を目的としたNPO法人七五を2021年に設立、現在に至る。 また1997年より、宮内庁式部職の宮中歌会始講師役として「和歌」の継承と啓蒙にも注力 している。

主な兼務職
公益財団法人陽明文庫評議員
公益財団法人永青文庫理事
公益財団法人十四世六平太記念財団理事長
東京都江戸東京きらりプロジェクト選考委員
観光庁地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり検討委員会委員
2027年国際園芸博覧会政府出展計画検討会委員

近衞 忠大

吉田 誠男

株式会社伊場仙 代表取締役社長

吉田 誠男

近藤 誠一

TAKUMI-Art du Japon 代表理事
(元文化庁長官)

近藤 誠一

第2部 公演

琉球舞踊

創作 「蜻蛉羽(あけづば)
人間国宝 志田房子
人間国宝 志田房子
立方 志田房子(人間国宝)
歌三線 比嘉康春
新垣俊道
宮城秀子
入嵩西諭

かつて、琉球家屋の庭先には、糸芭蕉や苧麻が植えられ、それらの繊維が糸となることから、芭蕉布や上布といった織物に欠かせない植物として育てられてきました。家々では、女性らが糸を紡ぎ、そして草木で染め、機にかけて蜻蛉の羽のような羅(うすもの)の衣を織り上げる。本作品は、その光景を古典舞踊の様式美をとりながら描いています。女性らが糸を生み、一反の布を織り上げるまでの、時が止まったかのような長い行程は、洋の東西を問わず太古の昔より続けられる、普遍なる営みです。採り物の撚り糸のあつかい、そして指先の動きの微妙なうつくしさは本作品の見どころのひとつです。(作詞·選曲·構成·振付 志田房子)

能楽

宝生流 舞囃子 「松虫(まつむし)
大坪喜美雄
人間国宝 大坪喜美雄
シテ 大坪喜美雄(人間国宝)
一噌幸弘
小鼓 大倉源次郎(人間国宝)
大鼓 亀井広忠 
地謡 武田孝
辰巳満
小倉健太
水上優

大阪阿倍野に伝わる秋の酒興と松虫の声がおりなす男同士の友情を描いた曲です。男たちが市で出会い、秋の酒興を楽しむと折から松虫が美しく鳴いていました。その声に引かれて、二人の男は続くように虚しくなりました。その物語を語る男が僧の前に現れて、やがて姿を消しました。後半(公演では能の後半部分を紋付袴の姿で略式上演(舞囃子)にてご覧頂きます)、僧は二人の友人を弔っていると、その執心が一つの幽霊となって秋のひと時を舞い狂い、後には虫の声だけが残りました。

チケット

入場料(全席指定)

  • SS席 14,000円
  • S席 13,000円
  • A席 10,000円

※ 残席がある場合に限り当日券を会場にて販売します。
※ 車いす席をご希望の場合は主催者までご連絡ください。

観世能楽堂座席図

チケット取り扱い

◆観世能楽堂 https://kanze.net/

ネット予約・コンビニ発券
(販売期限:3 日前23:59まで)

KANZE.netでネット予約する

電話でのご予約
観世能楽堂事務所:03-6274-6579

詳しくは、観世能楽堂 チケット購入方法をご覧ください。

◆ チケットぴあ https://t.pia.jp
Pコード:521105

チケットぴあで予約する

中高生無料招待キャンペーン!

抽選で中学生・高校生を無料でご招待いたします。

応募期間:~9/13(水)
当選通知:9/14(木)以降に当選者にメールで連絡します。

  • 当選結果等に関するお問い合わせには応じかねます。
  • チケットに引き渡し方法などは当選者にご案内します。

同時開催イベント

人間国宝(竹工芸家) 藤沼 昇氏による生解説で技と粋を知る

日本伝統工芸展ツアー

解説:人間国宝(竹工芸家) 藤沼 昇氏

2023年9月13日(水)〜25日(月)日本橋三越で日本最高峰の技と美が集結した「第70回日本伝統工芸展」が開催されます。

今まで何となく「凄い!」「美しい!」と思っていた工芸作品の見どころを、人間国宝(竹工芸家) 藤沼昇氏に展覧会場でイヤホンガイドを使って解説いただきます。

画像
人間国宝 藤沼昇
日 時 2023年9月18日(月・祝)
第1回 10:30 ~ 11:30
第2回 15:00 ~ 16:00
場 所 日本橋三越本店 7階催物会場「日本伝統工芸展」
東京都中央区日本橋室町1丁目4−1
定 員 20名/回
参加費 5,000円/人

同時開催イベントのお問い合わせ先: TAKUMI-Art du Japon
E-mail:  takumi.japon@gmail.com

※都合により、イベントの中止や内容が変更となる場合がございます。
予めご承知ください。