現代の匠たち 藝能と工藝の饗宴 2026

開催概要

開催日時

令和8年9月1日(火) 18:30〜20:40(予定)(開場18:00 )

場所

観世能楽堂(東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 地下3階)

入場料

全席指定
P席15,000円、SS席14,000円、S席13,000円、A席10,000円

テーマ

「明」

主催

一般社団法人TAKUMI-Art du Japon

協力

公益社団法人日本工芸会
一般社団法人茶道文化振興会 茶道会館

開催に寄せて

 世界のグローバル化に象徴される行き過ぎたリベラリズムへの反動が始まり、それが同時に社会の分断化につき進むなど、文明の流れは新たな局面を迎えています。このような価値観の変容の中では、個と個は関係性をもちつつ共に全体をつくり上げている、という日本の伝統的思想の中心にある発想に立ち返ることが必要です。このような価値を考え、広く伝えるために、とりわけ藝能と工藝の深い相互関係に想いを馳せながら設立されたこのシンポジウムは、今年で早や7回目となります。
 本公演のテーマは宮中歌会始より拝借しておりますが、本年は「明」をテーマにお届けします。冒頭のシンポジウムでは、本公演の発起人3名<室瀬和美氏、大倉源次郎氏、近藤誠一>による本イベント開催の趣旨と経緯の解説に続き、「明」を主題にしたトークを花山院弘匡氏と九世 観世銕之丞氏をお招きして進めます。
 公演では、まずは人間国宝の善養寺惠介氏による尺八をお届けします。能楽からは、まずは若い世代による五人囃子をご覧いただきます。続いて、九世 観世銕之丞氏による舞囃子「石橋」をご堪能いただきます。どれも今回のテーマに相応しい曲や演目を選定いただいております。
 会場ではご好評の人間国宝による伝統工藝作品の特別展示も企画しており、まさに藝能と工藝の饗宴をお楽しみいただけるものと存じます。ご来場の皆様にもそれぞれの「明」を感じていただければ幸いです。

一般社団法人TAKUMI-Art du Japon代表理事(元文化庁長官)
近藤誠一

演 目

オープニング

本公演のねらい 
18:30〜18:45

室瀬和美
(人間国宝 蒔絵)
大倉源次郎
(人間国宝 小鼓)
近藤誠一
(一般社団法人TAKUMI-Art du Japon代表理事
元文化庁長官)

第一部 鼎談

聞き手:近藤誠一

花山院弘匡
(春日大社 宮司)
九世 観世銕之丞
(シテ方観世流能楽師)

第二部 公演

尺八古典本曲 普大寺伝「虚空」 
19:50~

善養寺惠介 人間国宝 尺八

五人囃子

シテ 観世淳夫
 笛 藤田貴寛
小鼓 大倉伶士郎
大鼓 大倉慶乃助
太鼓 林雄一郎

舞囃子 「石橋」

シテ 観世銕之丞
 笛 藤田貴寛
小鼓 大倉源次郎
大鼓 大倉慶乃助
太鼓 林雄一郎
地謡 谷本健吾
   観世淳夫
   安藤貴康
   小早川泰輝


チケット

全席指定

P席 15,000円
SS席 14,000円
S席 13,000円
A席 10,000円

観世能楽堂 

https://kanze.net
TEL : 03-6274-6579

※ 電話・窓口販売のみ行っております

チケットぴあ

Pコード:543769
http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2625585

※ 残席がある場合に限り当日券を会場にて販売します。
※ 車いす席をご希望の場合は主催者までご連絡ください。

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募集締め切り:2026年8月28日(金)

人間国宝作品 特別展示

乾漆食籠「夏の花」
林 曉(人間国宝 髹漆)

乾漆造りの懸け子を持つ食籠。アクリルを使って特殊な引型を作り粘土を用いて原型制作を行う。モチーフは夏の初めに畑の傍に咲く華やかな立葵の花で、花芯には金平目を蒔き花脈の表現も試みた。

林 曉プロフィール

1954 東京都渋谷区で生まれる
1978 東京藝術大学美術学部工芸科卒業
1980 東京藝術大学大学院美術研科修士課程修了
1986 社団法人日本工芸会(現 公益社団法人日本工芸会)正会員
1992 東京藝術大学美術学部工芸科非常勤講師(同7年まで)
1995 高岡短期大学産業工芸学科(現 富山大学芸術文化学部)助教授(同15年まで)
1996 第43回日本伝統工芸展日本工芸会会長賞(優秀賞) 作品「乾漆朱塗食籠」
2003 高岡短期大学産業造形学科(現 富山大学芸術文化学部)教授(令和5年まで)
2009 第56回日本伝統工芸展文部科学大臣賞(優秀賞)「乾漆蓮花食籠」(文化庁買上)
2010 紫綬褒章受章
2017 第20回岡田茂吉賞大賞
2020 富山大学芸術文化学部附属技藝院(文化財保存・新造形技術研究センター)センター長(同7年まで)
2023 富山大学学長特別補佐(同7年まで)芸術文化学部研究員
同年 芸術文化学部研究員(現在まで)
同年 富山大学名誉教授(現在に至る)
2025 富山大学客員教授、重要無形文化財技術(髹漆)保持者認定
2026 富山大学特別栄誉教授

日本工芸会正会員 輪島漆芸技術研修所講師 日本文化財漆協会理事 日本工芸会富山支部幹事長
金沢美術工芸大学客員教授

パブリックコレクション:
国立日本工芸館、文化庁、石川県立美術館、輪島市漆藝美術館、
アルゼンチン近代美術館「日本の家」、ロンドンV&A美術館、

神代欅唐草文小箱
渡辺 晃男(人間国宝 木工芸)

神代欅の柾目板を素材とし、外側箱の上部は大きく面を取る形とし単調な箱の形に成る事を避けた合わせの箱とし拭漆で仕上げてある。黒柿で透かしの唐草文様を作り天板と側板の短辺側に象嵌を施し中心には夜光貝を用いている。内部は金砂子を蒔いた桐の箱が落とし込んである。

渡辺 晃男プロフィール

1953 千葉に生まれる
1975 千葉大学木材工芸科卒業 本多廣吉氏に師事
1983 佐藤豊樵氏に師事
1992 第32回伝統工芸新作展にて奨励賞受賞
1993 第33回伝統工芸新作展にて三越賞受賞
2011 第51回東日本伝統工展にて日本工芸会東日本支部長賞受賞
2013 第53回東日本伝統工展にて MOA美術館賞受賞
   第14回伝統工芸木竹展にて 東京都教育委員会賞受賞
2014 第61回日本伝統工芸展にて 東京都知事賞受賞
2018 第65回日本伝統工芸展にて東京都知事賞受賞
2019 紫綬褒章受章 第66回日本伝統工芸展鑑査委員
2024 第44回伝統文化ポーラ賞 優秀賞受賞
2025 重要無形文化財「木工芸」保持者認定
   現在 公益社団法人日本工芸会 参与,監事

墨地紫苑釉裏金銀彩富貴花文壺
中田 一於(人間国宝 釉下彩)

富貴花である牡丹を大胆に描き、まわりを金・銀・プラチナ箔で埋め尽くし、様々な箔を使って箔遊びをしてみました。

中田 一於プロフィール

1949 石川県小松市に生まれる
1990 日本伝統工芸展 文部大臣賞受賞
2010 日本伝統工芸展 日本工芸会保持者賞受賞
2011 紫綬褒章受章
2015 第35回伝統文化ポーラ賞 優秀賞受賞
2019 旭日小綬章受章
2025 重要無形文化財「釉下彩」保持者に認定